山ヤの書斎

　先日、埼玉県秩父市の秩父御岳山にて、山岳部女子高生の滑落事故が発生したと報道されていました。女子高校生は一年生で初めての登山だったようです。 風はあったものの悪天候ではなかったようです。 滑落の経緯などは、まだ報道されていません。
　今回の件はどういう状況かはわかりませんが、小学生などを集団で引率した経験から、誰でも危険な場所では注意を払って行動をしますが、安全な場所ではつい油断しがちになります。 例えば、急な登りや細い登山道では、足元を注意しながら慎重に登ります。その反面、 なだらかな尾根道になると友達との話に夢中になりすぎ、谷側に足を踏みはずしたり、前方との間が広がり道迷いの危険性が生じることがあります。 これは、大人の集団登山でもあるのではないでしょうか。
　4月から5月は、春山シーズンで新しいメンバーとの新歓登山も見かけますが、危険な場所での声かけはもちろんのこと安全と思えるところでも確認が必要です。特に、リーダーとなる方は、 メンバーが気にかけない場所での声かけも必要となってくるので要注意です。

　参考記事